水曜日, 9月 07, 2005

SPコード

ようやくSPコード6m 2本が完成した。 いったい何日かかったのか忘れてしまった。 先ず2本づつくっついたものを1本にばらしてやってから導電性塗料をしっかりと塗る。 できた4本の6mのコードを十文字に編み上げて、さらに上から導電性塗料を塗る。 計4回は塗った。 網目の隙間に塗料が固まってこってりと付いている。 コードを無理に曲げたりすると乾いた塗料がぽろぽろとはがれ落ちてしまう。

塗料の剥落防止と編んだコードをしっかりと引き締めてやるために、上からスミチューブ(太さ15mm)を被せた。 こいつはドライヤーで熱風を送ってやってもなかなか収縮してくれない。 結局ガスコンロであぶってやっと縮んだ。  スミチューブの上からもう一度導電性塗料を薄めに塗っておく。  塗料1瓶をほとんど使い切ってしまった。  

スピーカーとパワーアンプ間にこいつを接続して驚いた! 400Bが今までとは全く違う鳴り方をした。  ちょっとどころの違いじゃない。 20cmフルレンジ1発とは思えないようなどっしりと深く、静かに、そしてなめらかに鳴り出した。 聴いていてほんとに心地よい。 手を掛けただけのことはあった。  今まで作ったSPコードの中でもダントツ1位の出来である。

費用は

①50円/mのコード 48m分で2400円
②スミチューブ(15mm)12mで3480円(送料390円)
③導電性塗料2900円(送料込み)

1万円でおつりがきますが?  高いですか?  作った者としては、その手間の掛かること。 特に編み上げていくのが大変。 数回編んでは、後ろの方が絡みだす。 解いてやってからまた編み始める、それの繰り返しはけっこう疲れる。  

一気に作らないこと。 これ以外と大事。




月曜日, 9月 05, 2005

ブラックスーナー

 以前からちょっと気になっていたブラックスーナー6mm(写真右側)のケーブルを買ってみた。  50cmで5000円。  左のベルデン8412に比べると細くて頼りない感じがする。  8412には毎度おなじみの導電性塗料がタップリ塗ってあり、音質的にはピラミッドバランス、低音はどっしりと分厚く高音は歪感なくすっ~と伸びている。  いままで特に不満もなく聴いていたのだが、ブラックスーナーも一度試してみたかった。 わかるでしょ、この気持ち。 

 CSチューナーとプリアンプ間に接続して一晩のエージング後聴いてみたところこれがなかなかよろしい。 情報量は8412改と同等、これにプラスしてスーナーのほうがやや中高音が滑らかな印象。  ほんの僅かの差であるから、8412改のレベルが高いとも言えるしノーマルのスーナーもなかなかハイレベルなケーブルともいえる。 

 そしてまた塗ってしまった。 もう少し聴き込んでからの方が良いのだろうが、我慢できずにスーナーに導電性塗料をこってりと塗ってやった。 おかげで指先が真っ黒になってしまった。 いままでこいつを塗って悪い音いやな音が出たためしがない。  塗料が完全に乾くのも待てずに接続して試聴開始!

 ミュージックバードのジャズを聴いてみると、先ほどはやや滑らかになったと感じたのだが、今度は骨格感が少しでてきたように感じた。 とはいってもこれはごく僅かな変化である。 スピーカーはここのところずっと400Bで聴いているのだが、ユニットの駆動力が少し増したよう。 低音が締まったのかな? なにもかも少し少しばかりだが、ほんとに少しの変化なのだから仕様が無い。 取り敢えず良い方向へ変化したので満足。 ジャズ向きと書いてあったが、わたしには特に音楽のどの分野に向いているとかは感じなかった。